なんか、坂の上の雲のような雰囲気を感じる話でした。伝記のような内容だけど、あまりにも「国のため」という意識が強いせいだと思う。一代で会社を立ち上げた人物と言えば松下幸之助だけど、あっちの本は経営者としての格言みたいな内容だし。まぁ、あれは出版社の意向が強いのかな・・・。
この作者の本は初めて読んだ。うまく言えないけど、戦前戦後に活躍した人物を綺麗に書きすぎている気がする。この点がわざとらし過ぎて気になった。話し自体はとても面白いのだけども。いや、この話を面白いとか美談だとかで済ませちゃいけない気もするのだが。