カテゴリ:本( 90 )

2017年 09月 18日
新世界より(貴志祐介)
しばらく前に電子書籍で4割引きセールだったので。

何年か前にアニメ化されていたのを覚えている。最後までは見なかったんだけど、どんな話だったかあんまり覚えていない。ところどころ、アニメで見たシーンのような気がするなぁ、という感じ。

ストーリーとしてはちょっと暗め。超能力者の子供たちがわんぱくして偶然世界の秘密に触れる。主人公たちが成長していくなか、ところどころで世界の秘密が垣間見える。最後は平穏な生活が終わり、事態を収束させるために奮闘しつつ、世界の秘密を知る、という感じ。説明しにくいストーリー。マインドコントロールを受けてる状態の語り口だから、余計に説明しづらい(考えてはいけないことを考えないようにされている)。

この本、知人にやたら勧められたから読んだんだけど・・・面白いけど、過去で一番面白かったかといわれると、そうではない。アニメをみた先入観があるせいなのか、知人への反骨心なのか、原因は分からないけれど。

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by alfred000 | 2017-09-18 17:09 | | Comments(0)
2017年 09月 06日
仁義なきキリスト教史(架神恭介)
ネットで取り上げられていて、実質タイトルだけで買った本。まぁ、DMMポイントが余っていて有効期限が近かったのもある。

内容は、説明に書かれている通りキリスト教の歴史の中のいくつかのエピソードをやくざに例えて紹介する話。どのエピソードも面白くて(この感想は不敬だが・・・)、個別にどういった点が面白かったとか説明できない。参考文献がキリスト教関連の本ばかりの中に「仁義なき戦い・広島死闘篇・代理戦争・頂上作戦」があることが一番印象的だったり。この本を座右の書として広島弁の勉強をしらたしい。福山出身なので、微妙に広島弁とは違うとか。

ブラックユーモアとか好きな人にはとてもおすすめ。

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by alfred000 | 2017-09-06 21:44 | | Comments(0)
2017年 09月 02日
代替医療の光と闇(ポール・オフィット)
たまには真面目な本も読む。感想は書かないけど「最悪の事故が起こるまで人は何をしていたか」とかも読んでいた。しかし、真面目な本は読むのに時間がかかる。ハードカバーなので通勤中とかに読みづらいし。

で、この本。主にアメリカで蔓延る代替医療について述べる本。こういう書き方をしている時点で、代替医療の否定的な部分が中心的に取り上げられる。「光」の部分は12章中1か2章ぐらい。内容的にはプラセボどまりで、個別の代替医療の効果は全く認めていない。まぁ、代替医療なんて立証されていないのだから、そういう扱いになるのはしょうがない。

自分自身は、理系なのと、科学ジャーナリストの人やSF作家に影響を受けているので、代替医療には否定的。気休め程度には考えているけど、標準医療をやめてまで代替医療に掛かるなんてナンセンスだと思ってる。この本を読むと、アメリカでは行きつくところまで行ってるというか、絶句する。基本的に、お金のためには人をだましてもよい、と考えている代替医療の主体が多い、という印象を受けた。印象的な一文は、
ブルーメンタールは弁護士だ。彼はもし法が自分に有利であれば法を論じ、事実が自分に有利であれば事実を論じるべきだと知っていた。そしてもし両方とも自分に有利でなければ、証人を攻めるのだ。なのでブルーメンタールは証人を攻めた。
である。依頼者の要求にこたえるためには何でもやる、という態度に衝撃を受けた。こういう文章が訳文的に出てくると、とても印象的。翻訳なので、全体的に訳文な感じが漂っていて、読みづらくもあり、印象的でもある。

2~3か月前になんとなく購入した本だけど、小林麻央が民間療法に傾倒してああなったという噂があったり、友人がステージ4になったが入院して2年後に経過観察レベルまで回復したという話があったり、タイミング的に印象的な本だった。スティーブ・ジョブズとか、千代の富士も民間療法に傾倒していたとか。

願わくば、代替医療に夢見ている人が本書を手に取って、両者の立場を適切に勘案してほしいと思っているが、そういった人たちは得てして自分の考えを否定する人たちに対して攻撃的で排他的なので、きっと届かないのだろう。藁にも縋る、という考えもある。もちろん、医者がさじを投げるレベルならしょうがないが、全然助かるレベルで標準医療を手放すのは愚かである。そんな愚かな人が多く、この今でも数多くの悲劇を生んでいるというのが悲しい。

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by alfred000 | 2017-09-02 21:01 | | Comments(0)
2017年 06月 01日
最果てのパラディン(web版)
何処かで評判が良かったので読んでみた。連載が止まってる部分まで。かなり面白かった。鍛えられた筋肉があれば、ほとんどの問題は解決する!

転生モノだけど、何か特別なわけではない。現代人の知識を風景や文化の描写のために使っている。これは、読み手も想像しやすいし書き手も楽だし、画期的だと思った。これまで読んでた転生モノは、知識を使って活躍したり、チート能力持ってたりだったので、この点には気付かなかった。

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by alfred000 | 2017-06-01 08:37 | | Comments(0)
2017年 05月 25日
虐殺器官(伊藤計劃)
よく平積みされている本。ピアピアと一緒に買った。ハヤカワだからSFかと思ったが、ちょっと毛色が違う。SFとは何か、と言い出すと話の収集がつかなくなるから、細かくは書かない。

主人公の厭世的な雰囲気が特徴。一人称だけどやたら感情の起伏がない。まぁ、設定的に頷けるものはある。なんとなく、「1984年」と似たような雰囲気を感じた。あちらは明示的な監視社会だけど、こちらは間接的な監視社会。10年くらい前の本だけど、今のスマホで行動ログが自動的に取られる社会に似ている。

わくわくして先が読みたくなるタイプではなく、主人公が一体どうなってしまうのか気になって読み進めてしまうタイプの本だと思う。自分は読んで損はなかったと思うけど、人を選ぶかなぁ。文体もあるし。

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by alfred000 | 2017-05-25 08:10 | | Comments(0)
2017年 04月 25日
南極店のピアピア動画(野尻抱助)
5年くらい前の本。コボでハヤカワ半額セール時に買った。他にも二冊。

で、内容。ニコニコ動画が凄い盛り上がってる頃の話。SF感あるけど、ちょっとしたテクノロジーとネットの盛り上がりがあればとんでもない事が出来ちゃう話。ニコ動である、技術部の「なんでこうなった」がエスカレートしていく話。

5年くらい経ってから読んでるせいか、最近はニコ動にハマってないせいか、読んでて栄枯盛衰を感じて物悲しくなってしまった。アニメを見る暇がなくなったせいかな。通勤中に見るのも回線的に大変だし(キャッシュして見るほどの根性はない)。

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by alfred000 | 2017-04-25 08:48 | | Comments(0)
2017年 01月 25日
本好きの下克上(web版)
10冊くらい刊行されているけど、web版だけ読んでます。もうそろそろ終わりそうな感じ。

いわゆる転生モノだけど、視点が面白いと思う。持っている知識を使って、まさに下克上していくところが痛快。会話やキャラの考え方も親しみやすくて良い。結構綿密に世界観が考えられていると思うけど、後半はちょこっと粗がある気がする。書籍になったら修正されるのかな?

書籍版はイラストもかわいい。漫画も期待。


転生モノは他にも何個か読んだけど、男主人公はハーレムになって、女主人公はほのぼのするタイプが多い気がした。男主人公の場合、自分を重ねるからハーレムになるのは需要に合っていると思うが、あまりにもワンパターンすぎる気がする。まぁ、ハーレムになるのは転生モノに限らず、ラノベでもそうなんだけど。

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by alfred000 | 2017-01-25 08:31 | | Comments(0)
2017年 01月 10日
辺境の老騎士(web版)
うまく言えないけど、すごく面白かった。剣客商売みたいな感じだけど、スケールが違う。ただ、途中、政治的な部分は固有名詞多すぎて理解できなかった。

騎士が矜持を持って進む姿は感動する。前半のほのぼの感を裏切って、後半は騎士道を感じる話だった。

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by alfred000 | 2017-01-10 19:05 | | Comments(0)
2016年 09月 20日
レッド・ライジング2 黄金の息子(ピアース・ブラウン)
1巻も読んだけど、一応2巻の感想。とにかく内容が濃い。「内容が濃い」と言われる物は多いけど、この本は本当に多いと感じた。言い換えると、説明が少なめ。人間関係は覚えていなきゃいけないし、やテクノロジーはある程度想像で何か考えないといけない。リーチクラフトの説明あったっけ?と思った。内容の濃さに拍車をかけるのは文体。緩急がつけられてて、急のところは本当に展開が早い。普通の本の倍くらいの内容じゃないかと思った。

主人公が信頼したりだましたり裏切られたりしながら目標を達成しようとする。1巻は全く手助けがなかったけど、2巻は助けがあったりして、そこも感動する。最後にさらなる罠が待ってるわけだけど。

英語の原作は完了してるようで後書きの訳がついてた。来年のいつ頃になるかな?映画化は・・・期待しないかな。火星の人が、世間の評判に比べて自分は満足出来なかったし。

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by alfred000 | 2016-09-20 07:27 | | Comments(0)
2016年 09月 09日
海賊と呼ばれた男(百田尚樹)
なんか、坂の上の雲のような雰囲気を感じる話でした。伝記のような内容だけど、あまりにも「国のため」という意識が強いせいだと思う。一代で会社を立ち上げた人物と言えば松下幸之助だけど、あっちの本は経営者としての格言みたいな内容だし。まぁ、あれは出版社の意向が強いのかな・・・。

この作者の本は初めて読んだ。うまく言えないけど、戦前戦後に活躍した人物を綺麗に書きすぎている気がする。この点がわざとらし過ぎて気になった。話し自体はとても面白いのだけども。いや、この話を面白いとか美談だとかで済ませちゃいけない気もするのだが。

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by alfred000 | 2016-09-09 16:16 | | Comments(0)