カテゴリ:本( 114 )

2019年 01月 16日
トランスヒューマンガンマ線バースト童話集(三方行成)
ハヤカワのSF賞の入選した作品。ちょっと前に読んだ「天驅せよ 法勝寺」と同じかんじかな?小川一水さんが選考してるとツイッターで書いてたから気にかけていた本。

選考評を読む前は、最初の2話(シンデレラ、竹取物語)は知ってる童話だったのでパロディ部分がわかって面白い。淡々とした語り口とメチャクチャな展開がマッチしていると思う。次の話(白雪姫)は跡形も無い。その後の2つ(攻殻機動隊、モンティ・パイソン?)は知らない話なので、何となくそういう雰囲気かなぁ、という感想。最後の話(アリとキリギリス)も跡形も無い。これは話を纏めるための話だからだろう。

トランスヒューマンが出て来て、ガンマ線バーストでどうにかなるorどうにかなった後、という展開を繰り返すので、新鮮に読めるのは最初の方だけになるのかも。ドれも十分面白いのだけど、最初のインパクトに比べると・・・という感じ。

で、選考評を読むと全体的にこき下ろしている。この話はまただマシな方で、選考されなかった作品波かなり酷いいい草である。作家の世界は苦しい。ネットでの投稿が一般的になって来てるけど、商業化はハードルが一段とちがうな。ネット小説から出版された人たちもそう思ってるんじゃ無いだろうか。


by alfred000 | 2019-01-16 07:40 | | Comments(0)
2018年 12月 29日
現代知識チートマニュアル(山北 篤)
もっとエンジニア寄りの内容かと思ったけど、農業と医学に偏っている。その部分も、自分が専門で無いせいか詳しく書かれてはいるけど、イマイチ実感出来ない。医学はともかく、農業は物凄い工夫がある事は分かった。

自分の知識のある、工学あたりをもっと詳しくやってほしかったかな。化学の部分も、素材の入手について詳しい説明が欲しかったと思う。

それなりに楽しめた。技術の歴史みたいな雰囲気。というか、技術の歴史を緩くユーモアと異世界転生要素を散りばめるとこんな本になる、と言った所か。自分の興味のある分野で、ちゃんとした技術史の本を読みたくなる。


by alfred000 | 2018-12-29 10:24 | | Comments(0)
2018年 12月 21日
スレイヤーズ16(神坂一)
一報を聞いたときは出るんかい!って感じでした。後付読んだらしばらく前に短期連載していた物を編集し直した物らしい。短期連載すら知らなかった。

内容は、うん、懐かしい感じ。最近読んでる小説とは雰囲気が違って、初めてラノベにハマったときを思い出す。新規の人というか、スレイヤーズの長年のファンの人が読むべき本かな。後書きに書いてあるけど、同窓会的な雰囲気の話になってるし。

星界の戦旗もそうだし、スレイヤーズもそうだし、今年の後半あたりからもう出ないと思った本の続刊が出てくれて嬉しい。あと、十二国記も続刊?最終巻?が出るらしい。これも期待。書きている時点では天冥の標の最終巻も出始めた。読むものがあって嬉しい。


by alfred000 | 2018-12-21 12:36 | | Comments(0)
2018年 12月 09日
星界の戦旗6 帝国の雷鳴(森岡浩之)
まさか続きが出るとは思っていなかった。4巻の時にそう思って裁断してスキャンしたけど5巻出たことを思い出す。

中身は久しぶり過ぎて雰囲気思い出すのに時間がかかる。これまで以上にフリガナが多い気がした。ラフィールの「○○であろ」に萌えていたことを思い出す。振り返ってみると、戦旗はラフィールが一兵卒から皇帝目指して軍の中で出世していく話だなぁと思った。その過程でアーヴの社会や軍事、個人の考え方に触れるのが楽しい。

次はいつ出るのかな・・・。振り返りで既刊分を読みたいけど、PDFをスマホで読むのはやや面倒だ。そして、パソコンが再び調子が悪くなったので更に厳しい。


by alfred000 | 2018-12-09 15:54 | | Comments(0)
2018年 10月 14日
七人のイヴ(ニール・スティーヴンスン)
評判の良いSF本。珍しくタイムリーに購入して読んだ。事前の評判にたがわずすごく面白い。「月が突然7つに分かれた。人類は全滅する!!!」という開始から、2巻途中の地球全滅までのスリリングさ、2巻後半の生き延びる努力をする人たちのドラマと、その障害。正直、米大統領がダメな役をするとは思わなかった。ダメというのは自分の主観で、あれはあれで必要な役割なのか?だが、技術的な問題がある状況で政治力を発揮しようとするのは、自分の仕事の環境を思い起こされてつらい思いがする。

そして突然の3巻の展開。前半は状況説明に終始していて分かりづらかったのだけれども、後半の展開がなかなか熱い。ここでも政治的な話が出てくるけど、それを乗り越えて未来に希望が持てる終わり方だった。解説や筆者のコメントにあったように、筆者が書きたかったのは3巻前半の描写なんだろう。この描写を楽しむにはかなりのSF力が必要だと思う。しかし、その描写を書くためのストーリーがとても面白く、いろんな人が楽しめると思う。


by alfred000 | 2018-10-14 22:39 | | Comments(0)
2018年 09月 14日
反逆航路三部作(アン・レッキー)
亡霊星域、星群艦隊の三部作。思ったことは大体解説に書かれてしまった気がする。さすが解説に選ばれるだけのことはある。

最初の反逆航路は視点がコロコロ変わるので読みづらい。ゆっくり読むと雰囲気が分かって良いとは思うけど、最近はさっさと次の本に行くことが多いので、それほどでも、という感触。何度か読んだほうが面白くなると思う。

亡霊星群の後半からシリーズの終わりに向けて、テーマはAIの自主性というか、人がAIの独立を認めるか、みたいな話になってくる。好んでAIのフリをする人間も居たりするが、主人公は筋肉の動きから精神状態を読めるので、どんなことを考えているか分かって面白い。

気になったのはタイトルが内容とあまり関係がない気がするところ。特に亡霊星域、かな。他の2つは理解できなくもない。英語のタイトルの方が合ってる気がするけど、良い訳語がないからしょうがないのか。


by alfred000 | 2018-09-14 08:17 | | Comments(0)
2018年 09月 03日
本の買いだめ
DMMが20周年だったらしく、8月は電子書籍がほとんど50%ポイント還元だったのでいくつかまとめて買いだめした。

アリスマ王の愛した魔物、星群艦隊シリーズ(という呼び方でいいのか?)、ゲームの王国、七人のイヴ、素晴らしい新世界

全部早川書房かな?数は少ないけどたんかは高いので金額はそれなり。こういう系統はkoboにまとめたいのだけど、あちらは早川の割引がないのでしょうがない。講談社と新潮文庫のセールが多い気がするけど、実際のところどうなんだろう。

買った本のうち、アリスマ王の愛した魔物は読み終わった。短編集だからまとまった時間が無くても読めるのが良い。短編集な野で感想もなし。表題作は、一九八四と白熱光を彷彿とさせた。視点は全然違うけれども。


by alfred000 | 2018-09-03 08:45 | | Comments(0)
2018年 08月 25日
数字で救う!弱小国家(長田信織)
タイトルに惹かれたのと、割引だったので2巻まで購入。なかなか面白かった。数字というか、結果につながっているのは行動経済学?ではないかと思った。いろいろ苦労するとは入れ、最終的にはモデル通りに世の中が進むのは、ご都合主義にも感じるし、苦労する部分を受けるとカタルシスを感じるともいう。しかし、敵側の登場人物は頭悪すぎではないですかね。中世のリーダーたちは本当にこういう考え方なのだろうか。あと、ヒロインがチョロインすぎると思った。

全体的にさっくり読めてよかった。でも、出てくる勢力の位置関係を確認する必要があるときに、電子書籍だと確認が面倒なのは何とかならないのだろうか。これはこの本に限ったことではないのだが・・・。


by alfred000 | 2018-08-25 22:57 | | Comments(0)
2018年 08月 13日
天駆せよ 法勝寺(矢島遊舷)
ネットで話題になっていた佛教ベースのSF短編。気になっていたところ、DMMが50%ポイント還元やっていたので購入。かなりの種類がポイント還元率アップしているので、欲しいと思っていた本をまとめて買おうか迷い中。

で、中身は前評判通りとってもシュールな感じ。佛理学の説明のために小難しい言い回しが多いけど、真面目に読めば読むほどシュールさが増してくる。この本と関係なく、佛教のマニ車という考え方が好きなので、ちょこちょこ出てきて嬉しくなる。

しかし、考えてみると呪文を唱えて超自然の力を借りたり制御したり、というのはファンタジーではとてもありがちな設定である。そして、相手が神は見たことあるけど佛は見たことがない。そういう点で発想がとても面白いと思う。

本作は新人賞?の入賞作品なので選評が載っているのだけど、本作はかなり褒められているけど他の作品は褒め言葉だけでなく中々厳しいコメントが付いている。小説書きの世界は厳しいと思った。


by alfred000 | 2018-08-13 11:52 | | Comments(0)
2018年 08月 02日
老人と宇宙(ジョン・スコルジー)
シリーズ6冊全部読んだ。とても面白い。どこが面白かったとはっきり言うことは出来ないんだけど、全体的に雰囲気が良かった。これは作者の力だけでなく、翻訳の人の力も大きいと思った。物語が佳境に入ってくると主人公たちが大演説するあたりも感動する。4巻のは特に感動した。

最初の2巻は戦闘が中心だったけど、残りはやや政治的な話が中心。もう少し戦闘よりでもよいのかもしれないが、1巻で主要な先頭部分は書ききっている感じもあるから、これがちょうどよいのかもしれない。

1年位前にKobo向けに買ったハヤカワSFをようやく読み終えた。まぁ、SFばかりだと疲れるから所々で別の本買ったりしてるし、冊数の割に時間がかかるのはしょうがないか。気になる本はたくさんあるから、またハヤカワのセールしないかな。創元社も一緒にやって欲しい。


by alfred000 | 2018-08-02 23:27 | | Comments(0)